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ぽかぽか通信『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』

「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
栄養科 科長 嶋田 祐子

温かくなってくると食中毒が心配になってきます。
食中毒というと、レストランや旅館等の飲食店での食事が原因と思われがちです が、毎日食べている家庭の食事でも発生しています。症状が軽い嘔吐や下痢等で、 風邪や寝冷えと思い、食中毒とは気づかず重症になることもあります。
そこであなたの食事作りをチェックしてみましょう。

■ポイント1「食品の購入」
生鮮食品は新鮮なものを選び、(消費期限を確認!)生鮮食品・冷凍食品は最後 に購入し、肉・魚等は汁が漏れて生で食べる野菜に付かないようビニール袋に入れ、 寄り道せずまっすぐ帰るようにしていますか。

■ポイント2「家庭での保存」
持ち帰った食品のうち肉・魚はビニール袋や容器に入れすぐに冷蔵庫・冷凍庫に 入れていますか。
冷蔵庫・冷凍庫は細菌が死ぬわけではありません。早めに使い切るようにしまし ょう。

■ポイント3「下処理」
準備に取りかかる前や肉・魚・卵を取り扱った後は必ず手を洗い、使用したまな 板・包丁は食品を切るごとに熱湯をかけるか。洗剤で洗い、流水で洗い流していま すか。
また、冷凍食品は使う分だけ解凍し、解凍し終わったらすぐ調理していますか。 解凍した食品を使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返していませんか。菌を 増殖させるので危険です。
包丁・まな板・食器・ふきん・スポンジ・たわしは使った後、すぐに洗剤と流水 でよく洗いましょう。漂白剤につけこむ、熱湯をかけると消毒効果があります。

■ポイント4「調理」
加熱して調理する食品は十分に加熱していますか。
調理を途中でやめ、そのまま常温に放置すると細菌が食品についたり、増えたり します。放置せず、必ず冷蔵庫に入れましょう。

■ポイント5「食事」
食べる前は手を洗い、調理後の食品を常温に長く放置せず、温かい(冷たい)う ちに食べましょう。

■ポイント6「残った食品」
残った食品は清潔な容器に移し、冷蔵庫に保存し、時間が経っている食品は捨て ていますか。
残った食品を温め直す時も十分加熱し、味噌汁やスープは沸騰するまで加熱しま しょう。
ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。

食中毒予防の三原則は、食中毒菌を『つけない、増やさない、やっつける』です。 これらのポイントを注意し、目には見えない食中毒菌を増やさずやっつけていきま しょう。

2004-07-06

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