札幌市、清田区で障がいのある方の回復期のリハビリテーションや、慢性の病気をお持ちの方の長期にわたる療養を支援いたします。

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真栄NEWS

ぽかぽか通信『病棟編成について』

当院では年4回、『ぽかぽか通信』を発行しております。
今回は平成18年12月発行の『ぽかぽか通信』1面記事をご紹介いたします。
2〜4面でも楽しい内容の記事を掲載しておりますので、当院へお越しの際は是非お手にとってご覧下さい。

担当医画像病棟編成について
管理部 部長  木村 彰則
 本年度は、今までにない大きな医療制度改革が行われ、中でも医療保険療養病床の診療報酬において、7月1日を施行日として算定方法の変更と点数の大幅な マイナス改定が実施されました。算定方法については、今まで療養病棟の施設基準ごとに一律だった入院基本料等点数が、患者様ごとの医療必要度による区分に 分類され、それぞれの区分ごとに決められた点数により算定する方法に改められました。
 この区分は医療必要度の低い方から順に医療区分1・2・3という三つに分類されます。国の方針は、医療区分2と3に該当する患者様を今までどおり療養病 棟の入院対象(医療保険対応)とし、残る医療区分1に該当する患者様については、一律に社会的入院と決めつけ(?)、在宅療養か介護保険施設等で療養する 対象(介護保険対応)とすることで、医療と介護を鮮明に色分けしました。これを後押しするように、医療区分1については、介護老人保健施設なみの診療点数 (以前の半分程度)に設定されました。
 当院の療養病棟におきましては、リハビリ目的の患者様が多く入院されており、医療区分1に該当するケースが多いことがあり、大きな転換を迫られる改定と なっております。この改正をふまえ、改めて病棟編成を実施させて頂くことになりましたが、新たな病棟として加わる介護保険移行準備病棟とは、医療区分1の 患者様が病棟に6割以上入院していることを条件とし、介護を主体として医師並びに看護師の配置数が老人保健施設なみに緩和されており、将来的には老人保健 施設等の介護保険施設へ移行することを視野に入れた、平成23年度末までの経過措置として設けられた病棟です。
 今回の病棟編成は、制度改正によるやむを得ない対応ではありますが、主に移動の対象となる2Α・2Β・3Β病棟の患者様並びにご家族様には、出来るだけ趣旨をご理解いただいたうえでの、スムーズな対応に心がけますのでご協力下さいますよう宜しくお願い致します。


[編成後の病棟機能]
 ■3Α病棟:回復期リハビリテーション病棟
      [55床] 看護師19人 ・ 介護者10人
 ■2C病棟:一般病棟(治療を中心とした病棟)
      [30床] 看護師12人 ・ 介護者 3人
 ■2Α病棟:療養病棟
       (治療又は看護を中心とした療養の必要な患者様を受け入れる病棟)
      [55床] 看護師14人 ・ 介護者14人
 ■2Β・3Β病棟:介護保険移行準備病棟
          (介護を中心とした療養の必要な患者様を受け入れる病棟)
   ・2Β[58床] 看護師 7人 ・ 介護者13人
   ・3Β[54床] 看護師 6人 ・ 介護者12人

2006-12-22

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