札幌市、清田区で障がいのある方の回復期のリハビリテーションや、慢性の病気をお持ちの方の長期にわたる療養を支援いたします。

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ぽかぽか通信『花粉症対策』

当院では年4回、『ぽかぽか通信』を発行しております。
今回は平成20年3月発行の『ぽかぽか通信』1面記事をご紹介いたします。
2〜4面でも楽しい内容の記事を掲載しておりますので、当院へお越しの際は是非お手にとってご覧下さい。


花粉症対策

そろそろ・・・花粉がやってくる・・・
 雪も解けて、寒さも和らぐと暖かい春の訪れとなるのと同時に花粉も一緒にやってきてしまいますね。花粉症の人にとっては大変苦しい季節のはじまりです。花粉症については皆様、もうご存知でしょうか?
 花粉症は、季節性のアレルギーで、植物の花粉に反応して鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こします。アレルギーを引き起こす物質はスギを始めとする約 50種類の植物がもつ花粉によるものです。その症状は幅広く、花粉と接触して数分〜数時間でくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、涙目、充血、さらには皮 膚の痒み、のどの痒み、片頭痛なども引き起こします。
 さてこの花粉・・・いつ頃やってくるかといいますと、北海道には3月の20日ころという予想が現在なされております。スギが3月下旬、そして次にヒノ キ、さらに北海道、とりわけ札幌で多いとされるシラカバの花粉が4月下旬より飛び始め、5月〜6月にかけてピークを迎えます。風邪の心配が和らいでも花粉 の心配が頭を悩ませそうですね。

 

なぜこんなに花粉症に悩まされるようになったのでしょう?
 その原因として考えられているのが、戦後の国の造林計画によりスギ花粉が増えたこと。そして車の排ガスや大気の汚染により、鼻の粘膜が弱ったことです。 そしてもうひとつ、腸の免疫システムの崩れも関係していることが認められています。腸は食べ物を消化・吸収する臓器であると同時に、身体全体の60%免疫 細胞と抗体を持ちます。この免疫システムのバランスが現代の社会のストレスと、不規則な食生活によって崩れることでアレルギーの病気を引き起こすことが分 かってきております

 

辛い症状、どうやって皆様は和らげていますか?
 花粉症の症状を和らげてくれるものとして、数多くの市販の商品があります。どのように取り組んでよいか悩んでしまいますね・・・まずはお茶!緑茶はカテ キンがガンの予防にいいとされておりますが、花粉症にも良いことが最近分かってきております。甜茶は漢字からわかるように甘いお茶で甜茶ポフェノールがア レルギー症状を抑えてくれます。べにふうき茶、日本のべにほまれと中国のダージリンを交配させて作ったもので、抗アレルギー成分を含みます。そのほかシ ジュウム茶、ルイボス茶、よもぎ茶、柿の葉茶・・などがありますが、自分に合ったお茶を毎日習慣づけてのみ続けることがたいせつです。
 花粉症の対策として、乳酸菌もあります。なかでも、KW乳酸菌とL-92乳酸菌が 注目を集めております。これまでは腸内環境を整えて、便通をよくする働きのみを 注目しておりましたが、花粉症に有効とされる上記の二つは腸内のウィルスを攻 撃するリンパ球とアレルギーの原因のリンパ球のバランスを保ち症状を出にくくし てくれる効果があります。この乳酸菌も即効性はないために、花粉の時期の1か 月前からの継続が望ましいといわれています。

花粉の時期になったら・・・
 症状が少しでも和らぐために、食生活も少しだけ見直してみてはいかがでしょうか?普段油の多い食生活の方は、減らすこと、またはオリーブ油に変える、砂 糖の多いお菓子、チョコも少し控えるとよいとされております。甘いものを口にしたい時は果物、蜂蜜、黒砂糖にし控えるよう心掛けるとよいと思われます。外 出の際はマスクをし、帰宅した時には、うがい、手洗いはもちろん、玄関にて花粉をはたいて落としてまめな部屋の掃除機掛・・・などあげるときりがないと思 います。もし、そんな煩わしさから解放されたい時は、思い切って花粉のない土地にいくのもよいかもしれませんね。気分転換も大切なケアなので。

2008-04-01

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