札幌市、清田区で障がいのある方の回復期のリハビリテーションや、慢性の病気をお持ちの方の長期にわたる療養を支援いたします。

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ぽかぽか通信『2A病棟は療養病棟から一般病棟に変わりました』

 

担当医画像 『2A病棟は療養病棟から一般病棟に変わりました』
院長 小笠原俊夫

 

 雪や寒さも苦にならず冬が大好きな私ですが、この冬の雪には閉口している日々です。お年寄りや病気のある方々には、大変なことと思います。「冬が過ぎれば春が来る」というのが自然の摂理ですが、私たちの生活もそうあってほしいものです。しかし最近の私は、政治や経済の状況が込み入りすぎた変化に、「今」が良いのか悪いのか判断ができず、先行きに不安を感じているのが正直な気持ちです。
 とはいえ、私たちは今日を暮らし明日へ生きるのですから、一歩一歩踏み出していくことは大切ですね。
 真栄病院もまた少し病棟の役割を変え、一歩一歩踏み出していくことにしました。昨年12月に2A病棟は療養病棟から一般病棟に変わりました。
 この一般病棟は、今の療養病棟では対応を想定していない急性期疾患やリハビリテーション等ができる病棟を目指しています。具体的には薬や医療器材を必要なだけ充分に使うことができるだけでなく、回復期リハビリテーション病棟の対象外の疾患でも、リハビリテーションを充分に受けることができます。病状の重篤さや病名等で入院の制限のあった療養病棟に比べ、患者様の受け口が広がります。しかし、逆に制約を受ける面もあります。それは入院期間が制限されることです。この入院期間とは、病棟全体の入院患者の入院日数の平均で制限を受けますので、実際には短期的な入院の方と長期的な入院の方が混合して入院していることになります。
 一般病棟に変えた大切な目的はもう一つあります。それは、例えば肺炎等で2週間程度入院される方や、骨折後のリハビリテーションで入院される方等、短期的な入院のための病床の確保です。このことにより在宅生活をされている方が、急に具合が悪くなったときでも緊急の入院が可能になります。
 病院全体としては、受入れる患者様の対象に大きな変化はありません。今までより急性期疾患やそれに伴うケアが必要な方も、受け入れやすい病棟が一つできたとご理解下さい。  現在まで2A病棟の洗面所や食堂等の工事を終え、今後は病室も一部工事の予定があります。日常生活が自立されている方もされていない方も、使いやすい環境を第一に考え2床室を複数作ることを予定しています。
 当院は症状の重軽度に関係なく全ての患者様に対し、生活を支える医療の提供を行います。そこで一般病棟では、「全ての患者様に状況に応じた適切な支援ができる」空間づくりに努めたいと思います。例えば「大切な時間を過ごせる看とり空間」や「患者様同士でも療養を支えられる空間」等、現実はなかなか難しいことですが、このような空間を職員だけでなく患者様やご家族と共に創っていきたいと思っています。今も患者様の間で、体の不自由な患者様に手を貸す姿もよく目にしています。病気や障害の程度は様々ですが、それを抱えて生活する点では誰もが同じです。病気や障害の回復という辛い中で、患者様同士の心のつながっている姿を見かけると、私たちが大切なことを教えられている思いです。
 最後に、病棟の役割が変わることに伴い、患者様の費用負担等にも少なからず影響がある場合があります。ご不明な点は病棟師長やソーシャルワーカーにお尋ねください。私たち職員一同は、患者様が安心して治療を受け、充実した入院生活が送ることができるよう努力する所存です。

2013-03-08