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ぽかぽか通信『“真栄病院摂食・嚥下サポートチーム” を設立し、活動を開始しました』

 

担当医画像 『“真栄病院摂食・嚥下サポートチーム” を設立し、活動を開始しました』
医師 津田守弘

 

 2013年4月より摂食・嚥下サポートチームが活動を開始しました。
摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)とは、食物を認識して口に取り込むことに始まり、胃に到達するまでの一連の複雑な過程を表す言葉です。この過程に問題がある状態を摂食・嚥下障害と呼びます。脱水症、低栄養状態、誤嚥性肺炎、窒息など様々な問題を引き起こします。食べて飲み込むことに問題があると、たいへん深刻な事態を生じます。
 摂食・嚥下サポートチームは、摂食・嚥下障害を有する患者様に対し、医師、言語聴覚士、栄養士、看護師、介護福祉士、放射線技師など多くの職種が協力して医療を進めてまいります。食べることは、身体活動、日常生活、さらには、人生の中核をなす重要な機能です。食べることが楽しみであるという方は多いと思います。“おいしく食べて元気になっていただきたい”と願っております。お口から食べていただき、元気なお身体となっていただくための問題点に関して、“専門的な知識を有し、適切な訓練をうけた職員”がお手伝いいたします。その一方で、脳の血管の病気、神経の病気などを有する患者様あるいは意識状態のよろしくない患者様に関しましては、お口から食べていただくことが難しい場合があり、また、お口から食べるだけでは十分な栄養を得ることが難しい場合があります。そのような患者様に対しては、どのような人工的な栄養法を行えば、全身状態を改善することができるのかについて、“『病態別栄養管理法』の専門的な訓練をうけた職員”がお手伝いします。
 人工的な栄養法には、チューブを用いた経管栄養法と点滴による方法などがあります。患者様の状態をより良いものにしていくためには、経腸栄養法と呼ばれる消化管に投与する栄養法が良いことが明らかとなってきました。経腸栄養法には、経口投与法とチューブを用いた経管栄養法とがあります。実は、お口から食べることは経腸栄養法の一つなのです。したがって、お口から食べることが難しい患者様には、適切に経管栄養法を行っていくことが重要となります。
 『病態別栄養管理法』とは、患者様の病気の状態や栄養状態にあわせて、どのような栄養法を行えば患者様の状態が改善するかについて検討する方法です。当院にも病態別栄養管理法に関する適切な訓練をうけた職員が在籍しており、その職員を集合させるかたちで、摂食・嚥下サポートチームが発足しました。
 摂食・嚥下サポートチームの活動は、次の二つの様式で行います。一つは『摂食・嚥下障害を有する患者様に対して、主治医の依頼を受けて、病棟、外来において、専門職員がお手伝いを行うこと』であり、もう一つは『真栄病院全体に、病態別栄養管理法の重要性について伝え、患者様の幸福につなげていく啓蒙活動』です。
 真栄病院において医療を受けられる患者様には、摂食・嚥下に関して、日本で最も幸せな患者様になっていただきたいのです。

2013-06-05