札幌市、清田区で障がいのある方の回復期のリハビリテーションや、慢性の病気をお持ちの方の長期にわたる療養を支援いたします。

札幌市清田区真栄331番地
TEL011-883-1122

尚仁会トップ真栄病院真栄NEWSぽかぽか通信『褥瘡対策委員会について』

真栄NEWS

ぽかぽか通信『褥瘡対策委員会について』

年4回、院内の編集員会より『ぽかぽか通信』が発行されております。
今回は平成17年3月発行分の1面記事のみご紹介いたしますが、2〜4面でも楽しい内容の記事を掲載しておりますので、当院へお越しの際は是非お手にとってご覧下さい。

褥瘡対策委員会について
2C病棟 看護師長 佐藤 由美子

 皆様こんにちは。2−C病棟の師長をしております佐藤由美子です。真栄病院に入職しまして早いもので4年目に入りました。私は今まで同じ職場に3年と居られないほうで、3年になるぐらいになると次には別の事をやってみたいと思い始め、思い立ったらすぐ行動するタイプなので、そのまま退職してしまうケースが全てでした。そのせいか経験は精神科にはじまり、手術室(総合)、救急、脳外(ICU、慢性期)、透析、混合病棟(整形、外科、内科)、泌尿器にもなっています。(当たり前のように、退職金は殆どもらえていません)
 しかし今は、別の事を考える余裕も時間もないのです。今しなければならない事や、その先をどうするかを考えるのに精一杯という所です。その中で昨年から褥瘡対策委員長をさせていただいています。その活動について紹介させて下さい。
 褥瘡対策委員会は、平成14年5月9日より活動を始め、初年度の委員長、梶主任を先頭に真っ白だった委員会を運営し褥瘡のシステムを構築、各委員が各病棟でのシステムの伝達と運営、次の松本看護師が委員長を引き継ぎ、システムの見直し、委員会活動を充実させようと奮闘したと聞いています。
 土台がない所にシステムを作り上げる苦労は、計り知れない事だったと察します。現に褥瘡の発生が全体を見ても減っている事、褥瘡発生時の動きが明確になった事、何よりの成果だと考えます。前褥瘡対策委員の方々、本当に御苦労様でした。
 今年度来年度を含め、私達はその成果を皆様へ伝える事や、褥瘡に関するケアの見直しをする事を考えています。現在委員で行っているケアの見直しについては、担当委員がケアのマニュアルを作成し、委員同士で実際に確認しあい、各委員が各病棟で更に伝達する事になります。その時は、皆様の意見をすくい上げて、マニュアルを完成に向けたいと考えています。褥瘡対策のとり組は、皆でつくり上げる物だと考えております。褥瘡対策に対して思いがありましたら、各病棟の委員へ声をかけて下さい。
 今後も皆様のご協力をお願い致します。

※褥瘡:長い間病床についていたために、骨の突出部の皮膚や皮下組織が圧迫されて壊死(えし)に陥った状態。腰や仙骨部・肩甲骨部・かかと・ひじ・後頭部などに生じやすい。

 床ずれ。

2005-03-01

END .subBox