西まち便り
西まち便り平成17年11月号
平成17年11月号
拝啓 日増しに寒くなってまいりましたが、ご家族の皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。去る十月十六日はお忙しい中、家族会にご出席いただき有難うございました。
ところで、十月は大きな行事がなく、寒さのせいもあり外へ出て行く機会が減ってきてしまいました。ストレスが溜まりがちな季節へ向かっていく中、お試し
で顔のマッサージ、足の角質除去、爪のお手入れをプロのエステティシャンに来ていただき、各ユニット3名ずつ、ホーム内で体験していただきました。
「リハビリ・エステ」と呼ばれるもので、女性の方中心に体験されたのですが、みなさんうっとりとされており、若かりし時の自分の姿に想いをはせていたよ
うでした。スタッフに「きれいでしょう!」とマニュキュアを塗った爪を嬉しそうに見せてくれた方もいました。いくつになってもきれいでいたいと思うのがや
はり女心でしょう、ということで、二ヶ月に一回エステの方に来ていただくことにしました。次回は十二月に来ていただく予定です。これからの季節、少しでも
入居者の皆さんの気分転換と癒しになったらと思います。
二階梅ユニットで悲しい出来事がありました。肺炎の悪化と脳梗塞が重なり、朝方救急車で病院に搬送された入居者さんがいました。病院での治療も効無く、
残念ながらホームに戻ってくることが出来ませんでした。ホームの開設時よりも後から入居された方で、一緒に過ごした時間は他の入居者の皆さんより短かった
のですが、スタッフや他の入居者の皆さんともやっとなじんできたところだったので、とても寂しい気持ちでいっぱいです。その入居者さんは、「おかしい」
「おれ、馬鹿になった」などという言葉を1、2週間前から繰り返していました。もっと早くに気づいてあげればと悔しい思いもありますが、その時は体調の大
きな変化もなかったので、亡くなった今だからこそ、その言葉が体調不良のサインだったのかもしれないと言えるかもしれません。私たちは、入居者の方々の想
いを聞くことに心がけていますが、改めて、目には見えない「こころ」や「想い」に耳を傾けることの難しさ、そして、大切さを痛感しました。また、死に向
かって生きていく中で、立ち向かっても変えられない運命みたいなものもあるのかなと感じました。
これから先も、このような悲しい場面に直面せざるを得ないかもしれませんが、入居者さんと一緒に生活している現在の一瞬一瞬を大切にしていきたいと感じております。故人の笑顔を思い出しながら、心よりのご冥福お祈り申し上げます。
敬具
梅ユニット主任 村井 加奈
77才お誕生日です、大の仲良しホーム長とイェ〜イ! | | ドロンコ顔マッサージで、ワクワク・ドキドキしています。 | | 足マッサージ、足あかすりで、ご満悦中。 |
訪問美容師さんの散髪“カッコ良く頼みます!” | | 91才お誕生日です、感極まり大涙!! | | 今月のお楽しみ食、一番喜んでいるホーム長。 |
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2005-11-01