西まち便り
西まち便り平成18年7月号
平成18年7月号
拝啓 盛夏の候、といいましても汗をかいて「今日は暑いですね」と言える日が殆どない今日この頃ですね。
ホーム前の花壇は昨年に比べ、若干控えめに花を植えましたが、今は夏を感じて思いっきり開花しています。ラベンダーの株は昨年よりボリュームが出てきま
した。昨年の秋口に植えた「つりがね草」も無事、根をつけて咲いてくれています。花壇で草取りをしていると、バスを待っている方々に「花壇すてきですね」
と声をかけられ、とても嬉しくなります。その花壇から花を摘みホームに持ち入ると、入居者さん一人一人の顔がほころびます。また遠い昔たくさんの花に親し
んでいた方は、どんなに認知が進んでいても、花の名前はしっかり覚えています。これもまた嬉しくなり感動です。
感動といえば、別な感動がありました。ある入居者Aさんの事ですが、当ホームに入居する前から“物盗られ妄想”があり、家族の方もかなり苦労されたこと
を聞いておりました。入居されてからもその症状は周期的に現れていました。(本人としても我に返った時、もっとつらい思いになっているのではないでしょう
か?)
ある時期に超高齢者Bさんが入居されてきたことで、Aさんは自分より年上で弱い人、自分がお世話しなければ!という意識が芽生えたのでしょうか?誰より
も気にかけ、声を掛けてくれるようになりました。そのような役割意識が効を称し“物盗られ”症状が殆どに近いほど現れなくなりました。
日々の生活の中でただ何もなく暮らすのではなく、役割意識を持っていることがとても重要な「特効薬」になると痛切に感じさせられました。また、その役割
も私達スタッフが一方的に押し付けるのではなく、自然な形で本人が気づき、そして私達がほんの少しの後押しや補足をしてあげることで、無理のない役割意識
につながっていくのだと、教えられました。
Aさんへ「いつもBさんのお世話有難うございます。これからもよろしくお願いいたします」(Aさん91歳、Bさん99歳)
敬具
ホーム長 谷口 良子
99才です!浴槽内に入り、満足そ〜! | | 今年のいちご狩りも澤崎農園でした。 | | 甘くて美味しいいちごにビックリ! |
雨が降ろうとなんのその!美味しいいちごに夢中。 | | “昔は私もいちごを作ってましたよ” | | 美味しいいちごですよ、おひとついかが? |
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2006-07-01