家庭での生活が困難な高齢者が、職員と共に食事の支度、掃除、洗濯などして生活できる第2のお家。札幌市西区西町にあるグループホーム西まち

札幌市西区西町北8丁目1番25号
TEL011-661-5531

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西まち便り

西まち便り平成18年7月号

平成18年7月号

拝啓 盛夏の候、といいましても汗をかいて「今日は暑いですね」と言える日が殆どない今日この頃ですね。
 ホーム前の花壇は昨年に比べ、若干控えめに花を植えましたが、今は夏を感じて思いっきり開花しています。ラベンダーの株は昨年よりボリュームが出てきま した。昨年の秋口に植えた「つりがね草」も無事、根をつけて咲いてくれています。花壇で草取りをしていると、バスを待っている方々に「花壇すてきですね」 と声をかけられ、とても嬉しくなります。その花壇から花を摘みホームに持ち入ると、入居者さん一人一人の顔がほころびます。また遠い昔たくさんの花に親し んでいた方は、どんなに認知が進んでいても、花の名前はしっかり覚えています。これもまた嬉しくなり感動です。
 感動といえば、別な感動がありました。ある入居者Aさんの事ですが、当ホームに入居する前から“物盗られ妄想”があり、家族の方もかなり苦労されたこと を聞いておりました。入居されてからもその症状は周期的に現れていました。(本人としても我に返った時、もっとつらい思いになっているのではないでしょう か?)
 ある時期に超高齢者Bさんが入居されてきたことで、Aさんは自分より年上で弱い人、自分がお世話しなければ!という意識が芽生えたのでしょうか?誰より も気にかけ、声を掛けてくれるようになりました。そのような役割意識が効を称し“物盗られ”症状が殆どに近いほど現れなくなりました。
 日々の生活の中でただ何もなく暮らすのではなく、役割意識を持っていることがとても重要な「特効薬」になると痛切に感じさせられました。また、その役割 も私達スタッフが一方的に押し付けるのではなく、自然な形で本人が気づき、そして私達がほんの少しの後押しや補足をしてあげることで、無理のない役割意識 につながっていくのだと、教えられました。
 Aさんへ「いつもBさんのお世話有難うございます。これからもよろしくお願いいたします」(Aさん91歳、Bさん99歳)

敬具

ホーム長 谷口 良子

99才です!浴槽内に入り、満足そ〜!今年のいちご狩りも澤崎農園でした。甘くて美味しいいちごにビックリ!
雨が降ろうとなんのその!美味しいいちごに夢中。“昔は私もいちごを作ってましたよ”美味しいいちごですよ、おひとついかが?

2006-07-01