家庭での生活が困難な高齢者が、職員と共に食事の支度、掃除、洗濯などして生活できる第2のお家。札幌市西区西町にあるグループホーム西まち

札幌市西区西町北8丁目1番25号
TEL011-661-5531

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西まち便り

西まち便り平成19年4月号

平成19年4月号

拝啓 陽春の候、ホームの窓からは日中暖かい陽射しが射すようになり、暖房も休息する時間が増えてきました。
 温かくなってくると、入居者さんとの会話の中でも「外出」の話が出てきます。年をとると何をするにも億劫だという入居者さんが多いですが、「どんなことをしてでもお花見に絶対行くんだ!」と張り切っている方もおり、冬の間ホーム内に閉じこもっていた分、これから徐々に外の空気に触れていってもらいたいと思っております。
 先月のお便りの中で「春は出逢いと別れの季節」とつづりましたが、梅ユニットにてまた“別れ“が訪れました。おととし当ホームに入居され、超高齢99歳のAさんでしたが、元気は他の入居者さんに決して引けをとらず、逆にスタッフにも元気を分けてもらっていたような気がします。最期の時は、江差より駆けつけた妹さん(92歳)に頭をなでてもらい、「お疲れさん。今までよく頑張ったね。道に迷わないでいくんだよ。」と声をかけられる中、静かに息を引き取られました。
 亡くなる前の約半年間はほとんど寝たきりの状態でした。ご家族の同意のもと、ホームで看取りをすることとなっていましたが、点滴等の医療的な処置が必要になったり、正直、私達スタッフも戸惑う場面もありました。Aさんの体力が低下し、医療的処置の限界が来たとき、不安にもなりました。悲しみのあまりにどうしても目を背けたくなりましたが、ご家族が昼夜Aさんのそばに交代で付き添ってくださったことで、私達スタッフも心強く感じ、何よりAさんご本人が一番嬉しかったことと思います。
 Aさんと過ごした日々、楽しかった思い出を胸にまた、新しい入居者さんとの“出逢い”の瞬間にはまた一つ成長していられる私たちでありたいと思います。

敬具

梅ユニット主任  村井 加奈

99歳のお姉さんに92歳の妹さんが付き添い介護中。徹夜をしても流し洗いは私のお仕事!でか版カルタ取り
“これなら良く見え激戦です”
久しぶりにかけたメガネのおかげで新聞の末から末まで読みました。97歳だって女性は女性ですね、積極的にフェイスマッサージ。フットマッサージは気持ちがいいですよ。

2007-04-01