西まち便り
西まち便り平成17年4月号
平成17年4月号
拝啓 春暖の候、家族の皆様におかれましても、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
長い冬もようやく終わりを告げ、雪が融けたその下で、新しい芽があちこちで顔を出しているのを見かけます。寒くて縮こまっていた体と心がその光景をみた瞬間、ゆるんでしまう想いと頑張っていたねぇー、という思いが込み上げ、力が沸いてくるのを感じている今日この頃です。
当ホームが開設したのが昨年の十一月、ちょうど冬の始まりでした。今振り返ると…入居されてまもなく環境にもスタッフにも慣れないある入居者さんは「子
供達が待っているから家に帰る」と言って寒くて厳しい冬の外に、コートも着ずに小走りで出てしまった事がありました。又「こんな所には居られない、息子の
所に帰る」と言って色々な物を詰めたリュックを背負い、ホームの前にあるバス停でバス待ちしている人に「○○行きのバスはここでいいですか?」と尋ねる場
面もありました。「帰りたい」場面は多々ありましたが、「こんな吹雪じゃ、外には出られないね。明日朝早くに帰ろうか!」と吹雪のお陰でなだめる理由にな
りました。冬の季節が終わり、雪が融け外に出られる時期になった今では、ほとんどの入居者さん達は、環境にも慣れ、勿論スタッフにも慣れ「なじみの関係」
は出来ていると肌で感じています。春と共に入居者さんと私達スタッフはこれから心地よく、穏やかに、楽しく生活していく本当の意味での、「始まり」だと考
えています。今後とも末永く見守りお願い致します。
追伸 大豆の発育状況第二弾…遂に、実をつけました
敬具
ホーム長 谷口 良子
お雛様、ご馳走。 | | ♪青い山脈〜雪割り桜〜 | | 美声は落ちたけど、昔はよく歌ったな〜 |
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2005-04-01