西まち便り
西まち便り平成22年4月号
平成22年4月号
拝啓 春暖の侯、雪が溶け「ふきのとう」や「ふくじゅそう」が顔を出し、ほのぼのと春を感じる今日この頃ですね。 先月は北区のグループホームで火事があり、入居されていたお年寄りが亡くなってしまうという最悪の結果になりました。この事故についてはご家族の皆様も注目していたと思います。自動火災通報装置やスプリンクラーなどの設備的な問題・夜間の職員の配置人員の問題等挙げられていますが、当ホームでは設備的な事はクリアしているといえます。 先日のテレビ取材を受けた際の避難訓練では、日中と夜間を想定して二パターンの避難訓練を試みました。日中はスタッフ四人(うち一名は他の階からの応援)に近隣住民の方一名の計五名の救助で、歩けない方は布団の上に寝かせ引っ張っていくという方法をとってみました。今までの訓練より実際に近い想定の下、緊迫したムードの中行ったため、今までで一番早く避難することが出来ましたが、歩けない入居者の方を一人救出するだけでもかなり大変で、これが夜間だったらと思うとぞっとする思いでした。夜間を想定しての訓練は三階で行い、三階の夜勤スタッフが初期消火・通報・二階スタッフへの応援要請を行い、二名での救助でした。三階は歩ける入居者さんが多いため、滞りなく訓練は終えられましたが、実際の火事は火よりも煙が怖いというので、立って歩いて避難できるかどうかも実際の場面では疑問です。ホームの周りは日中は人通りもありますし、車も多く行きかっているので誰かが気づいてくれると思われますが、夜間は地下鉄の最終便で人通りも車の往来も少なくなり、第三者の応援の望みは薄いと思われます。 火事が起きてしまった備えより、火事を出さないことが今回の避難訓練を通して身にしみて感じましたが、火事だけではなく日々の生活の中で、転倒・誤飲など身近なリスクはたくさんあります。気をつけなければならないことがたくさんある中で、時が経ち事故の記憶も風化し、本当に怖いのは気をつけることを忘れることです。今後も定期的に消防署の点検・避難訓練を続け、事故が風化される事のないよう肝に銘じていかなくてはならないと思います。
敬具
梅ユニット主任 村井 加奈
出逢いに、ありがとうございました。 | | ホントにおいしいって感じ!!の笑顔 | | かたい肉でも平気です。 |
デートではありません、付き添い歩行です。 | | 家族との会話、はずんでいる? | | いも餅のいも潰しは、任せて頂戴! |
|
2010-04-01