家庭での生活が困難な高齢者が、職員と共に食事の支度、掃除、洗濯などして生活できる第２のお家。札幌市西区西町にあるグループホーム西まち

平成23年12月号

拝啓
師走の候、2011年もあとわずかとなりましたね。何かと忙しい年末ではありますがホーム内での行事も大詰めを迎え、気だけが焦っている今日この頃です。
11月30日今年もイルミネーションを見に行きました。ツルツル路面で怖かったです。開設当初は隣の「むすめやさん」より運転手付きのバスを借り殆どの入居者さんを乗せ皆で見に行ったものです。ここ数年より行ける入居者さんが少なくなり（身体的機能低下や慌ただしい雰囲気に不穏が強くなる方）十人乗りのレンタカーで十分位になりました。イルミネーション見学は誰もが記憶に残っている大通り公園やテレビ塔があり、そして点灯されたネオンの華やかさから一言「きれい〜！」と感動を与えてくれる場所と思っています。できる限り毎年見学は続けたいと考えています。
　11月24日2階のＭさん（90才）とのお別れがありました。入居して2年3カ月でした。とても几帳面な方でロビーのソファーに散乱している掛け毛布やタオルなどいつも角を合わせてきちんとタタミ重ね整理整頓してくれていました。整頓がうまくいかない時にはカンシャクが起き傍に居るのが怖い事もありましたね。礼儀正しく感謝の言葉は常にされていました。面倒見も良く特にＳさんには毎朝声をかけ時には乱れた髪につばをつけて撫でていました。又スタッフの美幸さんとは「Ｍ先生！○○お願いいたします」とお願いしたことでＭさんは断ったことがないほど相性がよくコミュニケーションがスムーズにとれていた二人でした。そのような光景も今となっては思い出となってしまい、お別れしてからしばらくの間ホーム内の空気も穴が空いたかのように活気なく「寂しいね」とついつい言葉がでていました。Ｍさんとの出会いに感謝しています。ありがとうございました。
そしてさようなら。

敬具

ホーム長　谷口　良子

夕方イルミネーション見学に出発です。	楽しかった一コマ、ありがとうございました。	体力維持のため、毎朝スタッフと散歩しています。
毎日食後三回お手伝いをしてくれています。	毎日大きな声を出して、歌っています。	会話はありませんが仲良くします。