• 放射線科

    放射線科では、医師の指示のもと、各種放射線機器を用いて患者様の診断や治療に役立てるための画像情報を提供しています。
    放射線技師として長い経験を持つベテランスタッフが外来や検査科など連携し業務を行っています。また当院の患者様はご高齢の方やお身体の不自由な方が多いため、不快感や負担を減らす手技の改善にも日々取り組んでいます。
    近年、画像診断は目覚ましく進歩していますが、日々研鑽を積み患者様が安心・安全に検査を受けていただける環境整備に努めております。

  • 栄養科

    栄養科では、患者様・入所者様の病態や栄養状態に合わせて食事を提供し、治療の一環として疾病の早期回復をサポートしています。一人ひとりに必要な栄養量を充足していただくため、嗜好食品やアレルギー食品に可能な限り対応。摂取量が低下している方には、栄養補助食品や主食に栄養強化したパワーライスをご用意しています。
    また、「食べる楽しみ」を提供するため、毎月、旬の食材を取り入れた行事食をお出ししたりするなど、栄養面だけではなく楽しみにしていただける食事の提供を心がけています。
    嚥下機能に問題のある方には、嚥下調整食をご用意しています。主治医やSTと食事形態の調整や水分摂取方法を検討し、安全に食べていただけるように関わっています。退院・退所後も同じ食事形態を継続できるように、地域連携や栄養情報共有にも積極的に取り組んでいます。

  • 薬剤科

    一般病棟(地域包括ケア)、回復期リハビリテーション、療養病棟を持つ当院では、急性期病院からの転院や地域施設の入所者様を多く受け入れています。その際に持参される薬剤は多岐にわたるため、より安心・安全な薬剤提供が必要です。病棟での業務においては入院時の持参薬などについて主治医とミーティングを重ね、薬剤管理方法の提案や、地域の調剤薬局との「薬薬連携」など患者様が生活の場に戻った後も適切に薬剤と付き合えるよう入院中のコミュニケーションを積極的に行っています。
    当院各病棟での薬剤提供時は「配薬カート」を導入し、薬剤が安全に患者様に届くようセット。薬剤の飲み忘れや飲み間違いを防止するため「一包化監査支援システム」を導入するなど、より安心・安全な薬剤提供ができる環境を整えています。
    療養病棟においてはTPN(高カロリー輸液)混注業務も毎日40件ほどあり、患者様それぞれで配合が異なります。状況の変化や衛生操作に注意を払いながら実施。各種ワクチンの分注作業や在庫管理の徹底、病院内の円滑なコミュニケーションなど、多職種と連携を図りながら、積極的に業務に取り組んでいます。

  • 検査科

    検査科では、臨床検査を通じて診療に必要な検査データを提供しています。臨床検査には主に患者様から採取した血液や尿などの検体を分析装置で検査する「検体検査」と患者様の身体データを波形や画像として記録する「生理検査」があり、当院では臨床検査技師1名が血液一般、免疫検査、血液ガス、一般検査等の緊急検体検査業務と心電図・ホルター心電図等の生理検査業務にあたっています。
    また、新型コロナウィルス診断では等温核酸増幅法を原理とする機器を用いることにより短時間で精度の高い結果を得ることが可能です。
    検査業務以外では院内感染防止・医療安全・NST(栄養サポートチーム)等の委員会に参加し臨床データや検査に関する知識・情報を共有するとともに他部門との連携を図っています。