札幌市、清田区で障がいのある方の回復期のリハビリテーションや、慢性の病気をお持ちの方の長期にわたる療養を支援いたします。

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真栄NEWS

平成18年度 看護の日

 『看護の日』というものをご存知ですか?ナイチンゲールの誕生日にちなみ、毎年5月12日を『看護の日』と制定し、「看護の心をみんなの心に」のことばをメインテーマに、一般の方々にも気軽に看護にふれていただくためのイベントが全国各地で行われています。(「看護の日・看護週間」とは?−(社)日本看護協会
 当院でも、5月17日(水)、“看護の心を伝えよう。大切な人に、身近な人に、次世代を担う若者に。”をテーマとし、平岸高校と恵庭南高校から5名の高校生を招き、看護体験をとおして看護・介護の素晴らしさを知っていただく『ふれあい看護体験』と、血圧測定・体脂肪測定・肥満度・骨量などをチェックする『看護の日健康サービス』を実施しました。

まずは基本の手洗いから。しっかり洗ったつもりでも、手洗いチェッカーの器械で見るとこんなにも洗い残しがあるんです。うわ〜!(驚) 血圧測定の体験をしました。初めての聴診器を付けて動脈の音を聴きます。聴診器を使うと脈を打つ音がはっきり聞こえます。自分で靴下を履くのは簡単なことでも、人に履かせるのは思ったよりも難しい。
起き上がるのが困難な患者さまへの手浴。工夫次第で寝たままでも手を洗うことが出来るんですね。足浴は指の間は念入りに洗ってあげて下さいね。と指導を受け、「気持ちいいですか?」と笑顔で話し掛けながら上手に洗っていました。車椅子からベッドへ安全に移っていただく介助の仕方を学びました。
移乗時の転倒には充分に気をつけなければいけません。
看護部長・師長との昼食会。学生さんからは「あっという間だった。」「もっと患者さんとお話ししたかった。」等の感想が飛び出しました。最後に看護部長から一人ずつ『ふれあい看護体験修了証』が手渡されました。「今日一日お疲れ様でした。」今日の日を機会に、より一層看護に興味を持っていただければ嬉しいです。
1Fロビーでは、『看護の日健康サービスコーナー』が設置され、多くの患者様、家族様、職員で賑わいました。身長・体重・年齢を用紙に記入した後、血圧・脈を測ります。
血圧が高かった方は、今後も血圧の変動にご注意下さい。
小さな器械を数秒間握るだけで骨量・体水分量・体脂肪率・筋肉量などが測れるんですよ。
待つこと数分。各種データと理想の数値、体内バランスのグラフがはじきだされます。このデータを見ながら、一人一人に数値の見方、注意しなくてはならない点をお話しします。皆「食事に気をつけます」とおっしゃっていました。診断結果の裏面には、下記の内容の健康アドバイスが書かれています。正しい食生活や運動で、骨粗鬆症や生活習慣病を予防しましょう。

■骨量を増やす栄養素
○カルシウム(骨の主成分)を含む食品・・・牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆腐、小松菜、
 春菊、桜エビ、いわしなど
○ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)を含む食品・・・さんま、うなぎ、サケ、サバ、
 シイタケなど
○ビタミンK(骨折しにくい骨をつくる)を含む食品・・・納豆、ほうれん草、春菊、ワカメ、
 ひじきなど
○マグネシウム(骨の形成を助ける)を含む食品・・・牡蛎、ほたて、大豆、納豆、玄米など
■どろどろ血がひきおこす不調
 肩がこる、肌が荒れる、冷え性、イライラする、疲れやすい
■どろどろ血になりやすい人
 水分をあまりとらない、運動をほとんどしない、こってりしたものや甘いものが好き、
 ストレスが多い
■どろどろ血にならないためには
 こまめな水分補給、夕食に納豆を摂る、青魚を摂る、イソアイリンを含む食品(たまねぎ等)
 を摂る、運動をする(ウォーキングなどの有酸素運動は血中脂肪や糖分を消費します。)

2006-05-22

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