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真栄NEWS

ぽかぽか通信『リハビリテーション科が「部」へ昇格しました。』

 

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リハビリテーション科が「部」へ 昇格しました。

〜その紹介と各部署の係わりと関係も改めて考えてみましょう〜

院長  小笠原  俊夫

真栄病院のリハビリテーション科は昨年11月1日よりリハビリテーション部へ昇格しました。                                
 これで真栄病院には診療部・看護部・管理部・地域支援部そしてリハビリテーション部と、5つの部署ができたことになります。 
 今まで診療部に属していたリハビリテーション科がリハビリテーション部へ昇格するのは、病院における役割りが大きくなったことがその最大の理由です。
 真栄病院の持つ魅力の1つは、病気を持ちながらも「生活する力」を引き出すことと考えています。 したがってリハビリテーション科のもつ力を最大限に活かしたいと考えたわけです。               
 各部内の役割りを改めて考えてみますと,診療部は「身」・「心」の状態を安定させることが最大の役割りです。そして病状の安定の上でリハビリテーション部が出番となり基本的な訓練をしていきます。この訓練はさらに複雑な内容へ進み,病棟などでの生活の場面での実践へと移っていきます。ここからは病棟での訓練が多くなり看護・介護のかかわりが多くなります。看護部の出番となります。病棟では生活が少しづつ自分でできるようになってくると患者さんは障害を抱えた自分自身と向き合う余裕が生まれてきます。その後これからの自分の将来像や退院後の生活に対する様々な期待や不安を考えるようになります。そこでその不安を少しでも解消するため地域支援部が病院の外での生活の課題を乗り越える支援をしています。そして管理部は、これらの部署が効果的に機能できるように全部署をまとめる役割りを担っています。
  実際には全ての部署が入院の時から退院まで患者さんとかかわっているのですが、このようにその時々でその役割りと重みが多少違います。私たちはその中でも早期のリハビリテーション部と看護部の関わりが重要と考えています。その理由として、障害の回復には一日も早い機能訓練の開始が何よりも大切だからです。昨年よりリハビリテーションの提供体制は (土)・(日)・(祝日)も休み無く提供できる体制を作ってきたのはこのためです。
 また両部署とも一日の中で多くの時間を患者さんに寄り添っています。毎日の機能訓練や日常の生活の中で障害を乗り越える機会がこの寄り添っている瞬間に生まれるのです。
 新しくリハビリテーション部となり その基本的な役割りは同じですがこれからは主体制が求められます。そしてその役割りを発揮するからには他部署との協力もかかせないものと考えております。
  私たちは新しい部の誕生を機に全部署の相互理解と協力があらためて大切であると感じな
 がらこれからも日々、患者さんを支えていきたいと思います。

2012-01-31

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